平成 5年 2月定例会 平成5年2月
定例岡山市議会 議 事 日 程 第6号 3月10日(水)午前10時開議第1 個人質問 甲第12
号議案~甲第85号議案 …………………………………会議に付した事件 日程第1 個人質問 甲第12
号議案~甲第85号議案(質疑) ──────〇──────出席議員(51人) 2番 華 房 美 衛君 3番 楠 木 忠 司君 4番 寺 田 和 子君 5番 近 藤 昭君 6番 藤 岡 康 博君 7番 串 田 務君 10番 奥 野 三四志君 11番 佐々木 清 巳君 12番 石 原 奐 治君 13番 土 肥 啓 利君 14番 宮 武 博君 15番 寺 田 明 生君 16番 則 武 伸一郎君 17番 高 津 利 明君 18番 井 村 嘉 久君 19番 羽 場 頼三郎君 20番 吉 田 政 司君 21番 伏 見 昇 男君 22番 鈴 木 邦 彦君 23番 板 野 和 昭君 24番 梶 原 昌 一君 25番 垣 下 文 正君 26番 有 井 靖 和君 27番 堀 川 進君 28番 亀 井 章君 29番 片 岡 五百樹君 30番 辻 野 喬 雄君 31番 田 畑 賢 司君 32番 崎 本 敏 子君 33番 藤 沢 和 弥君 34番 景 山 貢 明君 35番 小 川 晴 雄君 36番 大 橋 英 雄君 37番 宮 川 日 吉君 38番 川 田 敏 幸君 39番 山 田 録二郎君 40番 河 合 和 成君 41番 磯 村 博君 42番 脇 本 一 郎君 43番 山 田 勇君 44番 福 原 弘 子君 45番 小 林 勉君 46番 新 谷 盈 智君 47番 苦 水 重 徳君 48番 内 田 宏 哉君 49番 高 木 悦 夫君 50番 貝 原 信三郎君 51番 太 田 稔君 52番 小 橋 留 男君 53番 藤 原 貢君 54番 花 岡 薫君 …………………………………欠席議員(3人) 1番 定 政 猛 男君 8番 浅 野 卓 志君 9番 片 山 仁君 ─────────────説明のため出席した者 市 長 安 宅 敬 祐君 助 役 森 末 京君 助 役 高 島 進君 収 入 役 有 本 正君 市 長 公 室 長 山 本 俊 介君 参 与 菱 川 公 資君 参 与 天 久 嘉 弘君 総 務 局 長 槌 田 邦 夫君 参 与 原 欣 士君 財 政 局 長 加 藤 憲 幸君 民 生 局 長 藤 原 忠 男君 衛 生 局 長 芝 野 浩 和君 参 与 井 上 仁君 経 済 局 長 山 本 宏君 建 設 局 長 春 田 巌君 下 水 道 局 長 大 嶋 吉 雄君 西 大 寺支所長 安 井 英 二君
水道事業管理者 黒 田 智 昭君 消 防 局 長 加賀谷 益 治君
選挙管理委員会 委 員 長 安 早智子君 監 査 委 員 委 員 三 宅 襄君 農 業 委 員 会 会 長 小 若 敬 二君 教 育 委 員 会 委 員 藤 原 静 雄君 委 員 平 松 掟君 教 育 長 奥 山 桂君 ─────────────出席した
議会事務局職員 局 長 中 川 和 彦君 次 長 中 村 清 司君 次 長 小 坂 夏 彦君 議 事 課 長 長 尾 栄二郎君 議 事 課 主 幹 岡 田 登志男君 議 事 課 主 幹 斎 藤 泰 清君 記 録 係 長 最 相 初 音君 主 任 佐 藤 武君 午前10時開議
○議長(花岡薫君) 皆さん御苦労でございます。 これより2月
定例市議会第6日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は42名であります。 ─────────────
○議長(花岡薫君)
会議録署名議員に梶原君,羽場君のお二人を指名いたします。 ─────────────
○議長(花岡薫君) 本日の議事日程は,個人質問並びに甲第12号議案から甲第85号議案までの74件の議案についてであります。 ──────〇──────
△日程第1 個人質問(甲第12
号議案~甲第85号議案) ─────────────
○議長(花岡薫君) 日程に入ります。 日程第1は,個人質問並びに甲第12
号議案平成5年度岡山市
一般会計予算について以下74件の議案についてであります。 これらを一括上程し,個人質問を行います。 それでは,順序に従いまして近藤君。 〔5番近藤昭君登壇,拍手〕
◆5番(近藤昭君) おはようございます。 本日,朝一番
トップバッターでございますから,元気よく発言をし,当局の姿勢についてお伺いをしたいと思います。 当局にあらかじめ提出をさしていただいております順序を少し変えまして,一番最初に
本陣山ゴルフ場に関することについて入らしていただきたいと思います。 持ち時間が30分でございますから,早口になる,さらに後ほどの質問についても幾らか割愛をしなきゃいかんかもわかりませんが,お許しをお願いをしたいと思います。 まず,市長の政治姿勢について,
本陣山ゴルフ場に関することでございます。 企業,さらに議員,行政の関与が大きく今クローズアップをされておるわけでありますが,一体企業というのは,資本というのは一体どういう本質を持っているのかということについて少し述べてみたいと思います。 「言うまでもなく,利益なくしては企業の存立はあり得ない以上,企業は利益追求を第一義とする。そして,利益追求のためには,さまざまな悪徳行為も含めてあらゆることを辞さないのが企業の最も基本的な行動原理である」,こういうふうに名古屋大学の飯田教授が述べられておりますが,先般脱税で逮捕されました
金丸信前自民党副総裁,竹下登前首相,小沢一郎さんなど一連の
佐川急便疑惑が一方で飛脚が荷物ならぬ金を運んでいたということでもあります。国の佐川急便,地元岡山での
本陣山事件で今まさに多くの県民,市民は右翼,暴力団,中央,地方を問わない各級政治家,官僚,行政に大きな不信と不安を抱いていることは至極当然のことであります。それらの事件の数々の疑惑の根源には,飽くことのない利益・利潤の追求のためには,どんな悪らつな,どんなペテンでも平気でやる企業,資本の本質が貫徹されていることがますます明らかになってきたと思います。 地元岡山での
本陣山ゴルフ場疑惑事件で,図らずも露呈した事実の幾つかがそれを証明をしています。光地所という一企業の利益追求のために,
門木和郎自民党県会議員に1,000万円以上もの金品を贈り,同時に他の国会議員,県会議員,町会議員への政治献金も取りざたをされています。そして,開発許可以前の
協力感謝金という名目で,地元に対しての莫大な札束攻勢,さらにゴルフができない農協幹部が2,000万円にも上る
後楽ゴルフ場の会員権を持っているという不自然さなど,いずれ県議会での
調査特別委員会によって,すべての
本陣山ゴルフ場疑惑事件の経過と本質が明々白々となるでしょう。市民の多くの皆さんとともに,私もまた真相究明を強く望み,期待を寄せるものです。しかし,
柳光雄社長以下,社員の
現地法人光地所の行ってきた
ゴルフ場開発行為は,資本企業の本質が唯一絶対のカテゴリーとして,飽くなき利益追求を本質とするならば,ただ佐川急便,本陣山ともその企業の本質が露骨にあからさまに国民,県民に知られてしまったことへの,企業資本や行政,官僚,
政治家たちの困ったものだ,なぜもっとうまくやらなかったのかという困惑とおしかりにすぎないとも言えます。逆説的に言えば,佐川,本陣山の
企業経営者は,企業資本の本質である,どんな悪どいことをやっても利益追求をやることに最も忠実であり,最も能力のある優秀な
企業資本家でもある。あるがままの経済法則の率直な実践家として財界から表彰されてもおかしくない,こういうふうに考えるわけであります。 さて,市長にお尋ねをいたします。先般からの議会の中で,市長は
本陣山ゴルフ場の岡山市の関与について「厳正公正にやられており,関与はない」との御答弁でございますが,その答弁に今もってお変わりはありませんでしょうか。 2点目,
本陣山ゴルフ場の
事前協議申し入れに対する意見書,昭和63年1月7日岡開第911号が松本市長から
長野県知事に提出をされています。しかし,その背景には多くのことがあります。後ほど御説明をしたいと思いますが。 そうした話が県議会の
調査特別委員会で事実が明らかになることを期待しておりますが,もしそういう事実が判明した場合,市長として行政的,
政治的判断を下され,意見書の見直しをされる御用意があるかどうか,お尋ねをしたいと思います。 3点目には,今後について,今回の
佐川本陣山事件で明らかになったことは,広く国民,県民が政治に対する不信と不安,行政への不安を深めたことであります。あらゆる許認可をめぐる行政のあり方を問い直し,書面,書類審査のより厳正さは当然のこととして,さらに業者や政治家などの圧力を排除するシステムの確立を,ぜひとも今回,反面教師としてとらえながら行っていただきたいと思います。その御決意と具体的な推進方法があればお示しをいただきたいと思います。 さて,ここで少し図の説明に入らしていただきますが,私どもは昨年の12月14日,元光地所の
役員清水豊美さん,そして奥さんから詳しく,もう10数回にわたって意見を聞いてまいりました。さらに,私どもの
日本社会党で
本陣山ゴルフ場疑惑解明調査委員会を設置をいたしまして,フクヨシコーポレーションの
田中茂栄社長も含めて御意見を伺い,そして議員諸公,市民も御案内のように,一昨日の3月8日,
県議会本陣山ゴルフ場開発問題調査特別委員会,
元浜貫一委員長以下13人によります
参考人招致が行われました。そして,3月15日に再度県の
調査特別委員会が開かれる,こういう経過であります。 私は総量規制にかかわる問題をここで尋ねてみたいと思います。後ほど我が党の藤岡議員が保全条例以下の問題について具体的にお尋ねをする予定になっておりますから,総量規制の問題についてお尋ねをしてみたいと思います。 総量規制が1985年5月に
市町村面積の2%に限ってということで,
県土保全条例が策定をされました。その2%の総量規制が1988年10月1日,ちょうど5年前でありますが,10月1日の県議会で2%から3%に緩和をされました。もちろん,長野知事以下が御提案をしたわけでありまして,その条件は過疎対策と
空港関連特例,この2点で御説明があり,3%に10月1日に緩和をされました。しかし,問題はここからでありますが,それ以前,1988年8月の末,ちょうど10月からいいますと1カ月少し前に既に3%に緩和をされるということが業者,関係者に対して通告をされておる,相談があった,こういうことであります。 少し具体的に御説明をさしていただきたいと思います。 門木邸に実は
河田利太足守農協組合長,
清水豊美光地所の元役員,
専務取締役でありました,当時は。いろんなことで門木県会議員と光地所の清水豊美さんとは親交があったわけであります。そういう関係の中で,前日に
河田足守農協組合長から下石井1の1の1にある光地所,そこに清水さんあてに電話が入りました。「朝6時半までに家に来てくれ」,こういうお話がありました。それで,清水さんは
河田足守農協組合長に「いつもは7時過ぎなのに,なぜそんなにあしたは早いのか,早朝なのか」ということを尋ねました。そうしますと,
河田農協組合長は「知事さんから門木邸に電話があるという話を聞いたので,ぜひあした6時半までに門木さんのお宅へ来てくれ」,こういうことでありました。ちなみに,門木和郎県会議員の御自宅は岡山市東山内579番地であります。電話は299の0201,ある人は0201をもじって「礼にはマルが一番」,こういうごろで覚えておいでのようでございますが,そういう電話番号でございます。 そして,この大体の略図,見取図が本当はもう少し縦長になっておりますが,紙面の関係上,少し横長になりまして失礼をおわびをいたしますが,1月の初旬に私どもは清水さんから直接聞き取りをするとともに,この図について作製をしていただきました。この図をかいたのは,もちろん私でございますが,清水さんが「ここにこうあって,あああって」と,こういう本当に細かいお話をされました。ちなみに申し上げますが,私は一度も門木さんの応接間に入ったことがございませんから,念のために御説明を申し上げておきます。 これは何せ5年前の話でございます。その時分の88年8月の末のお話でございますから,今どうなっているか知りませんが,外から見たところ,ほぼこれに間違いない,こういうことであります。 で,植え込みがありまして,池にはコイが,高そうなコイでございますが,泳いでおったと,こういう御証言でありました。 そして,清水さんは久米南町弓削の御自宅を5時半に出かけられ,6時20分前後に門木邸にお着きになる。その門木邸には既に
河田組合長がもうお着きになっておった。そして,「おはよう」という声をかけて,インターホンで来訪を告げる。そうすると,門木県会議員みずからがお出になって,門をあけていただく。そして,お二人がこの玄関を通って応接間に入っていったわけでありますが,玄関について私は中をうかがうことができません。しかし,清水さんのお話によると,三角形のたたきがあって,あとは土間であったと,こういう少し変わった形なんですね。私はわかりません。普通は大体こういうたたきでありますが,三角形であったと,こういうふうに切ってあったと,こういう御証言であります。お知りの方は御了解の挙手をお願いをしたいと思うんですが,こういう変則であります。 すぐ応接間があります。こちらは別室でございます。ここからこっちは本宅につながっております。応接間だけ突出をしておると,こういう図でございます。 そして,これもまた高そうなじゅうたんが8畳か10畳ぐらいで敷いてあり,部屋の隅にはピアノが,
グランドピアノではなくてオルガンのようなピアノが置いてあった。あとこちらがガラス戸の一枚戸で引き戸,違い戸であるということであります。そして,壁にはマントルピースと絵がかかってあった。門木さんは平井画伯の絵をお好みなようでございますが,そういう絵が,これも高そうな絵でございました。 そして,ここに
応接セットがありまして,補助いすがこういうふうに両側に出ておる。この──おっしゃるとおり,これは本皮張りでございまして,非常に高そうな
応接セットであります。で,テーブルが真ん中に挟んであり,ここからが中にいた人でなければわからないことでありますが,ここに電話が1台ある。当時5年前でございますから,ダイヤルであります。ここに,床に直接電話が置いてあった。この部屋には2台電話があるようでありました。こういう事実については,なかなかわからないもんでございます。 で,2回にわたって電話を使用したわけでありますが,この電話を使用された。当初,門木県会議員はこちらの皮のいすに座っておいでになる。こちらの長いいすに清水豊美さんと
河田農協組合長がお座りになる。6時40分過ぎ,1回目の電話が鳴りました。そのときに門木県会議員は「ああ知事,おはようございます」と,こういうふうにおっしゃったということであります。「ああ知事,おはようございます」,どこの知事かわかりませんけれども,「ああ知事,おはようございます」と言われたそうであります。外からかかってきた。それを門木県会議員がおとりになってお話をする。いろいろこの,テレホンと清水さんとの距離は約1.8メートルであったということでありますから,聞き耳を立てると,やや聞こえると,門木さんの言っていることはすべて聞こえるという状況でありました。 そして,門木さんが「関係者が今ここに来ていますから,ちょっと相談をさしてください。何号室ですか」ということを聞いたということであります。そして,電話をお切りになって,清水さんに対して「今,知事からの電話だが,4%は無理なので3%でどうかという話だった」と,4%は無理だが3%でどうかと,こういうお話でありました。したがって,清水さんは「3%でしたらどうぞこうぞいけます」と,どうぞこうぞいけますという岡山弁でお答えになったということですね。3%だったらどうぞこうぞいけます。本陣山のゴルフ場の開発についてであります。 そういう会話がありまして,その後7時過ぎに門木県会議員が「それでは電話をしとく」,こういうことでこの電話を今度は門木邸からいずこへかお電話をされた。こういうケースでありました。 これはあくまでも,私はこの見取図については,清水さん本人から聞いた,そしてまとめた絵でありますし,中は全く知らないということを当初触れておりましたが,電話の主は
テレビ電話ではございませんから,これは門木さんが何回かにわたって「知事」というお言葉を発したということしかわかりません。したがって,それが兵庫県の県知事さんなのか,はたまたどこかの県の知事なのか,それもわかりません。しかし,前後の関係からして,総量規制2%を3%に緩和をするということが直接具体的に指示ができる人だと思うんですね。これは部長では無理だ,県の部長では無理だということはもう明白,常識であります。この総量規制2%から3%に緩和をされることが最終的に元
県議会議長の門木さんに明確に言い切れる人というのは,そんなにいないんではないでしょうかということであります。これはあくまでも清水証言による彼のお話であります。 さて,そういう経過が一連の中であったわけでありますし,県議会の
調査特別委員会でもほぼこれに同じことを高原久幸,私どもの
調査特別委員長がお述べになっておられます。きょう渡辺慎一県会議員もこの本陣山で同じ問題で,2番手でございますが,お触れになる。こういうことであります。どうぞ本陣山の問題について,多くの県民,市民の注視のもとでありますから,岡山市の態度について一層明確にさしていただきたいと思います。 さて,市長の政治姿勢について,PKOは戦争への道。あと9分しかございません。簡潔に述べてまいります。 現在,
カンボジアに展開している1万5,000人の
PKO部隊の本来の目的は,本年5月に行われる総選挙とそれに続く
大統領選挙への協力行為であり,国会議決を見ても,9月中に撤退となっています。460万人の
選挙登録者が上がっていますが,国道6号線をめぐって
選挙推進派の
ヘン・サムリン国軍派と反対派のポル・ポト(クメール・ルージュ)派の
本格的内戦の様相も見せており,5月総選挙が果たして行えるのかどうか,極めて怪しい情勢になっていると言われています。 ところで,なぜそうまでして
カンボジアの派兵に固執するのだろうかというような素朴な疑問を抱くのは,私一人のみではないと思います。それは
唯一PKO本来の精神など毛頭もなく,国際貢献という美辞麗句を並べて,これまでタブーとされてきた自衛隊,日本国軍の海外派兵をいかに実現させ,そして財界がいかにもうけるのかという点にすべての関心があると言えます。なるほど,昨年中に日本の大手商社10社中7社,日商岩井,丸紅,三井などがプノンペンに事務所を開設し,総選挙後の
カンボジア政府のもとで行われる
インフラ関連の大規模な復興事業,総額300億ドル,日本円に直して3兆6,000億円と言われる利権を獲得することを企業資本の至上課題としていると言われています。 1992年7月に
通産省所管の
海外コンサルティング企業協会がまとめた436ページ
立てカンボジア開発計画によると,ダム,発電所,かんがい,道路,公安,鉄道,橋,食糧援助など160件もの
インフラ関連事業とされています。企業,財界のねらいは,
カンボジアでの今後の政治,経済,文化,社会全般にわたる巨大な利益,権益であることは疑う余地もありません。
企業資本家の利害を代表するコミテチキ(
政治委員会)の政府は,企業資本の本質,利益・利潤追求を物理的,軍事的に保障するためにこそ,政治課題としての
カンボジア派兵をしゃにむに押し通したのがPKOの経過の事実ではなかったのでしょうか。 シンガポールのリー・クアン・ユー前首相は「多くのアジア人が武装したPKO,
平和維持活動に日本が参加しないように望んでいる。武装したPKOに日本を参加させることは,
アルコール中毒患者に
ウイスキー入りのチョコレートを与えるようなものだ。また,日本人は何をするにしても行くところまで行ってしまう。第2次世界大戦をドイツ人は反省をしたが,日本人は依然として済まないと思っていない」と述べられたとおり,アジアの人たちを中心に多くの人たちが
カンボジア派兵の本質を見抜き,すなわち日本企業,財界の飽くなき利潤追求と一体となった
経済的侵略を軍事的に保障する
帝国陸海軍の侵略とイメージをダブらしているとも言えます。 そこで市長にお尋ねをいたします。 1,国からの派遣要請があれば,その時点で考えるという御答弁がありましたが,企業資本のもうけのために派兵された
カンボジアPKO部隊は国民,県民の総意ではなく,しかも手続上多くの疑義があるので,今日時点で国の派遣要請には応じかねると明確に言われるべきだと思いますが,いかがでございましょう。 2点目,多くのアジアの人たちの危惧と不安を取り除くために,かっての第2次世界大戦の反省と責任の所在を明らかにするべきだと思いますが,いかがでしょう。
ボランティア活動に入ります。
高齢化社会を間近に控えた今日,
高齢者介護,そのほとんどが
高齢者障害を持つに至り,その実態はますます深刻になりつつあります。現在,
高齢化社会に対応する行政の責任と福祉に対する深くより広い理解が求められていますが,十分に障害者,高齢者のニーズに物理的にも理念としても対応できていないのが岡山市の現状だと思います。したがって,今後ともますます
民間ボランティアの協力が必要不可欠であり,生涯学習の実践としても
ボランティア活動の意義は強まりこそはすれ,弱まることはないと思います。 今,岡山市の
民間ボランティアは96団体,2,629人の
ボランティアがいますが,ノーマライゼーションの理念と,
地域福祉基金に基づいて一層の現状改革をすることが望まれています。各公民館などで高齢者,障害者のための各種講座が開かれ,大きな成果を上げています。しかし,公民館は
無料駐車場が完備をされ,要約筆記,手話講座に通う指導者,生徒ともに安心して
ボランティア活動に専念をされていますが,本庁舎前の
ひまわり福祉会館には駐車場が全くありません。そのため昼間講習会に参加するために市営鹿田駐車場に最初の1時間無料,あと30分ごとに100円を支払ってとめているのが現状です。 手話講座で言えば,毎週火曜,木曜の2日,1カ月延べ8日間を有料駐車場にとめ,代金を支払っていますので,毎月かなりの自己負担となっています。 そこで御質問をいたします。 1,
ボランティア活動への行政としての評価をお尋ねいたします。 2点目,このような自己負担まで強いることは,
ボランティア活動への意欲を失わせる大きな要因の一つとも思われますので,
ひまわり福祉会館の前にある水道局所有地の利用は
ボランティア指導者に限ってのみ当面考えられないのでしょうか。それとも,市営駐車場を特定し,時間,曜日に限定をして無料券などを配付できないのでしょうか。 3,
ボランティア保険についてお伺いをいたします。
ボランティア保険は,基本型300円,年間でございますが,岡山県が今まで100円を積み立てをしております。実質的に400円の保険になっています。さらに,県内では岡山市の半額の150円を津山市が援助しています。現状,岡山市の対応は全くありません。
ボランティア保険援助について,行政として前向きに考えられないのか,お尋ねをいたします。 障害者の教育を受けることについて健常者が常に考えることはについて,関係当局にお尋ねをいたします。 前段を省きたいと思います。 分業の発生と産業革命による資本制生産様式が発達していく中で,障害者はますます生まれてはならないもの,存在してはならないものとして扱われてまいりました。とりわけ軍国主義,ファシズムの時代では「産めよふやせ」スローガンのもとで,健常者の優性思想が強調される一方で,障害者は障害を持つがゆえに,資本制生産様式のもとでは,何らの生産手段を持たず,労働力商品とみなされず,穀つぶし,役立たずとののしられてきました。さらに,障害者の根強い遺伝説による根拠のない偏見によって,家族からさえも就職,結婚,進学に支障を来たすとの理由でひた隠しに隠され,牢座敷に死ぬまで閉じ込められてきました。 そうした理由によって,これまで多くの障害者が赤子のときにひそかに抹殺をされてくる時代と歴史がこれまで繰り返されてきました。 私たちはこのような障害者抹殺の歴史が,障害者が健常者を差別し,排除してきたのではなくて,常に一方的に健常者が障害者に対し繰り返して差別,選別,排除を行ってきたのが歴史的な事実である,そういうふうに考えなきゃなりません。 したがって,関係当局の答弁につきまして,1点目,マイノリティーの異議申し立ては,常に多数者による少数者の圧迫と差別が現実にあるがゆえに起こる行為であり,障害者を取り巻く現状と情勢の中に障害者差別があることを認められるかどうか,お伺いをいたします。 2点目,その差別については,障害者に対する健常者からの歴史的な事実に基づく一方的な差別だとお考えになるかどうか,そして障害者の自己決定権についてお認めになるかどうかということであります。 以上,若干しり切れトンボになりましたが,この間の経過について十分御考慮をいただき,御返答いただきたいと思います。大変御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。 〔市長安宅敬祐君登壇〕
◎市長(安宅敬祐君) 近藤議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 まず,
本陣山ゴルフ場に関することでございますが,岡山市の関与につきましてですが,農振農用地除外については,政治家の圧力や働きかけがなかったことは,さきの12月議会でお答えしましたとおりでございまして,変わっておりません。 それから,この
本陣山ゴルフ場の
県土保全条例における事前協議申し出に対する意見書の見直しができるのかというお尋ねでございますが,
本陣山ゴルフ場の
県土保全条例第4条の事前協議の提出に際しての副申である事前協議の意見書を作成するに当たりましては,事前に関係部局と調整会議を開き,意見を調整し,県に進達したものでございます。その内容は,排水対策や防災措置等についての意見であって,現在もその考えは変わっておりません。 なお,今後岡山市分の開発許可関係書類が提出されることとなった場合には,その時点において厳正かつ公正に審査し,県へ意見を提出してまいりたいと考えております。 それから,許認可をめぐる行政のあり方についてのお尋ねでございますが,議員御指摘のように,佐川事件,
本陣山事件等によって国民,県民の政治に対する不信が高まっておりますが,市行政に携わる者としましては,許認可に限らず,あらゆる事務の執行に当たって,常に法令を遵守し,市民に信頼され,納得いただけるよう,公平かつ公正な市政運営に努める覚悟でございます。 次に,PKOに関連しまして,国の派遣要請に応じかねると言うべきだと思うがというお尋ねでございますが,PKOに関して市職員の派遣要請があった場合の市としての対応ということですが,これまでもこれは本会議での御質問に答弁しておりますように,法に定められている国際平和協力事業が選挙監視活動を含めて10数項目という広範囲のものであることからも,もし国などから派遣要請などの働きかけがあれば,その時点で種々の観点から検討した上で判断しなければならないものと考えております。 それから,PKO問題に関連して,第2次世界大戦の反省ということでございますが,過去において不幸な歴史的事実があったことは,まことに遺憾なことであり,謙虚に反省するとともに,二度とこのようなことを繰り返してはならないと考えております。 我が国は戦後,平和国家として今日のような繁栄と発展を遂げてまいりましたが,過去の歴史を踏まえる中で,平和文化国家として今後,国際平和と国際協調の実現に向けて努力していかなければならないと考えております。 なお,その他の御質問につきましては,担当局長から順次御答弁さしていただきます。
◎民生局長(藤原忠男君)
ボランティア活動の育成に関連いたしまして,行政としての評価並びに社会福祉協議会施設のひまわり会館駐車場のことについてのお尋ねでございますが,社会の高齢化が進む中で,地域福祉の重要性が増し,これを担う
ボランティアの役割がますます増大していることは御指摘のとおりでございまして,私どもといたしましても,これら
民間ボランティアの活動に大きな期待を持っているところでございます。
ボランティアの研修拠点となっているひまわり会館の駐車場問題に関しまして,私どもも可能な限りの協力ということで,市や社協の主催,共催事業につきましては,市営駐車場の利用を含めまして,一定の配慮をしながら対応しているところでございますが,社会福祉協議会とも十分協議してまいりたいと考えております。 なお,会館前の水道局所有地については,(仮称)第4分庁舎計画に関連いたしまして,近々その準備作業に入る予定でございまして,その利用は困難と考えております。 次に,
ボランティア保険助成についてのお尋ねでございますが,お尋ねの
ボランティア保険につきましては,これは全国社会福祉協議会が窓口となって行っているものでございまして,活動中における
ボランティア自身のけがや,
ボランティアが第三者の身体または財物に損害を与えた場合に保険金が支払われるよう傷害保険と賠償責任保険をセットして,年度単位で加入しているものでございます。 本市といたしましても,特に市の事業と密接な連携をとって活動している事業,例えば岡山市愛育委員会協議会活動,岡山市栄養改善協議会活動,岡山市青少年補導協議会活動等の
ボランティア組織や緊急通報システムの協力員等,約8,000人の保険料について助成等を行っているところでございます。 さらに,来年度からは
地域福祉基金の果実を活用して,市,社会福祉協議会を通じ,市のこれらの事業以外の
ボランティア活動についても,その活動の一層の促進を図るために,保険料の助成をしていくことにいたしております。御理解を賜りたいと存じます。
◎教育長(奥山桂君) 教育に関しますお尋ねにお答えを申し上げます。 まず最初は,現実に障害者差別があると認めるか,またその差別は障害者に対する健常者の差別だと考えるかというお尋ねでございますが,本市では昭和58年から障害者対策に関する岡山市行動計画を策定し,全般的には一定の進展をしているというふうに考えます。しかし,中央心身障害者対策協議会の,これは今年の1月に出ました提言でございますが,「国連障害者の10年以降の障害者対策のあり方について」という提言でございますが──によりますと,建物,交通手段,住居等の障壁,障害者を視点に入れた制度づくり等の障壁,コミュニケーション,情報伝達,文化活動への参加等の障壁,意識の障壁があるというふうにされております。このことは認めなければならないというふうに考えております。 次は,障害者の自己決定権についてどのように考えているかというお尋ねでございますが,障害者は特別な存在ではなく,基本的人権を有する一人の人間として最大限尊重されなければならないというふうに考えております。自己決定権につきましても,可能な限り尊重されなければならないというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして片岡君。 〔29番片岡五百樹君登壇,拍手〕
◆29番(片岡五百樹君) おはようございます。 通告に従いまして発言をさしていただきます。傍聴席の皆さん御苦労さまでございます。 まず第1に,ふれあいサブセンターについてであります。この件につきましては,地域の代表者等の署名で市長に陳情書が提出をされております。市長,それを見とられるかどうか。 市当局が早期に設置場所を決めようとしている本市の北部,南部,西部のふれあいサブセンター計画は,福祉事務所,保健所支所及び市役所地域支所などが併設をされる今後の本市の周辺地域のまちづくりの中核的拠点となる都市機能を持つ施設でございます。 そこでまず,よく考えなければならないことは,今後とも本市は周辺地域に市民の住宅地の建設が進み,それに伴って民間の商工業やサービス業が立地をし,市街地として発展をしていくことが予想されるわけであります。それにもかかわらず,周辺の行政の公共的な都市施設の現状も計画も非常に立ちおくれておると言わなければなりません。このたびのこの計画を見ても,用地取得面積は7,000平方メートルで,小学校用地の約3分の1という狭い面積でございます。せめて10年先,20年先を見通しても,小学校並みの用地約2万平方メートルは確保すべきであります。坪20万円として金額で1カ所12万円(後刻「12億円」に訂正)でございます。今確保しなければ,ますます用地取得は困難となることは,先般の鈴木議員の発言でもございました。 次に,その設置場所は行政エリアの市民が遠いと感じない,ほぼ中心に位置をし,交通機関,道路事情及び地域環境と今後の地域発展の可能性のあるところ等の条件を勘案して選定すべきでございます。それにもかかわらず,現在の市当局のこの問題の取り組みは,非常に安易であります。それは例えば北部や西部は,市有地の有効利用をするということを名目にして,もともと市営住宅や病院の建てかえができなかったところに,なぜそれを決めようとされるのか,その理由がわからないのでございます。この土地はどちらも非常に狭く,今後の福祉区等の地域の行政エリアの市民サービスを充実する上でも,市民の利用施設の面積としては,余りにも狭く,今日の自動車社会に対応できないのでございます。その上,拡張が難しく,その他多くの問題点がございます。財政的には換地とか売却をして,すぐれたところを確保することこそ経済的な用地選定だと言わなければならないと思います。 南部につきましては,福田より浦安がよりエリアの中心の位置にございます。土地条件や民間用地を買収するということでございますが,買収費も安く,道路状況,交通機関,環境,今後の地域の発展の可能性など,すべてにすぐれていて,関係エリア地域住民の大勢が強く浦安本町を要望されておるところでございます。 市長に陳情書を先ほど提出をいたしておりますが,それについて市長は今までそれの検討をされておるのでしょうか。 さて,その立場からその1の質問として,市長は今議会の所信表明で今日まで市政の主役は市民であるとの基本的認識の考えのもと,市政の推進に当たりましては,市民の声に耳を傾け,市民とともに歩む市民主役のまちづくりを進めていくというふうな所信を述べられております。 そこでこの問題では,市民の声に耳を傾け,市民主役のまちづくりを進められる決意があるのかどうか,それをお聞かせください。 その2,市長の基本理念に従うのであれば,市当局案を推し進めるということは問題でございます。再検討すべきであるというふうに思いますが,いかがでしょうか。 その3,平成3年6月議会の民生消防委員会の委員長報告でございますが,これは私がやらしていただきましたが,また先般の民生消防委員会でも関係地域の市民代表や議員の意見や要望をよく聞き,協議をして住民の納得できるまちづくりを進めるべきだと,そういう議員各位の御意見を集約をして,当局もそれについて了解をいたしておるわけでございますが,どのように今日まで対処されておられるか,それをお聞かせください。 次に,第2のカキ事件と職員の懲戒処分についてであります。 私は昨年の12月議会の個人質問で,当時問題になっておりました
金丸信前自民党副総裁の5億円の政治献金で,これが不当な額だということで20万円の罰金が科せられました。この問題との絡みで,これはどうもおかしな処分だというふうに思いまして,当局の不公正な処分のあり方について,また処分の今後の改善の意見も含めて質問いたしました。しかし,残念ながら誠意ある答弁はございませんでした。その直後,私のところに他の人から情報が入ってまいりました。この問題の再調査を私は2回いたしました。カキをとって懲戒免職処分を受けたM君の母親の実家付近でカキがとられておるということで,その実家にも行きました。また,すぐその裏山の山陽町斗有の現地の被害者と言われる近所の所有者にもお会いをして,カキ畑の御案内を受けて話をお聞きしました。 既に事件直後に勘違いをしていたことがわかり,事件を取り消しておった事実もわかりました。市当局にも9日付のその書面は提出をされておるわけであります。「M君だとわかっていれば,警察に連絡をしなかった。おじいさん,おばあさんのカキ畑と勘違いをされていたんでしょう。大変なことになって気の毒です」,そのようにその所有者の方は言っておられました。地域の町会議員にもこの問題について聞きましたら,大変同情的でございました。また,役場と瀬戸警察署にも行き,次席,担当刑事などにもお会いをいたしました。また,担当検事は起訴しないと本人に伝えるなど,窃盗事件としての処分はされていないのでございます。 また,M君のただ一人いる姉の証言について申し上げますれば,小さいときの高熱で知恵おくれでM君は育ちました。奥さんも,また一人娘も知恵おくれとのことでございます。近日に療育手帳の申請をしたいということで,私が現在その世話をさしていただいております。しかも,ことしになってM君は心労のため糖尿病で入院をしております。奥さんは身寄りもないなどの本当に頼る人がいない,そういう天涯孤独の人です。 このような家庭の状況は,当局もよくご存じのことと思います。しかし,今日もなぜ市当局だけが,子供のころよく母親の実家に行っていたころのカキ畑と勘違いをした,この事件で懲戒免職が正しいと言い張るのか。退職金も成規の年金支給もなく,まさに働く者にとって死刑に等しいことをなぜするのか。私は調査すればするほど,最近の懲戒処分事例と比較をしてみても,不公正,不平等で納得ができないのでございます。 そこで質問のその1は,以上述べたことについて市当局はどのように調査をされて懲戒審査をされたのでしょうか。 その2,最近の麻薬事件,勤務時間中の婦女暴行事件の懲戒処分と比べても不公正,不平等でございます。これらの事件の調査と審査状況,また処分決定を急いだ理由などについて明らかにしていただきたい。麻薬事件につきましては,これは何も処分をしていない。しかも,本人の申し出で退職をするという措置だけで済ましております。 その3,懲戒の根拠となっている窃盗事件は,不起訴になっておると聞いておりますが,当局はその事実についてどのように把握をされているのでしょうか。 その4,懲戒の法的根拠となっている地方公務員法第29条の規定は,職務上の義務等の違反であり,また単純労務従事者は,公平委員会にも審査要求ができないが,その救済規定を明示すべきであると思うのであります。 その5,同法第28条によれば,刑事事件に起訴されたとき休職にできるとの規定はございます。起訴もされないにもかかわらず,懲戒免職をなぜしたのか,そのことをもっと明らかにしていただきたい。 その6,本市の最近の懲戒事例を見ても,平等と公正でないという声が多く広がっております。職員の公務員倫理とその認識,自覚を深めるためにも,また平等,公平を期すためにも,条例や規則の整備をすべきでございます。 また,現業職や公営企業の職員についての規定ももっと明らかに整備をして,職員に自覚ができるようにしなければならないと思います。その点につきましては,一昨年の12月議会の婦女暴行事件について,総務委員会,建設委員会で審査をした,その改善意見が詳細に出ておる。それが全然ですね,守られていないというのが今日の市当局の実情であるというふうに思います。 次に,第3の質問です。岡南大橋とブルーハイウェイの諸問題についてでございます。 (1)架橋工事に伴う家屋被害補償についてであります。 岡南大橋は,平成元年から架橋工事に着工し,平成4年9月に開通をいたしました。この間約3年間以上にわたって福島と江並の町内で周辺に住む住民は大変な建設公害に悩まされました。工事のための重機やトラックのまき散らす騒音,激しい地震かと思うような振動,砂煙や粉じんに毎日のように心の休まる日はなかったと周辺の住民は今日でも訴えております。しかし,当時も幾ら工事監督事務所に電話をしてもナシのつぶて。県や道路公社の担当者は謝罪はもちろんのこと,何の対応もしなかったとのことでございます。そして,家屋に多くの被害がもちろん出ました。外壁や内装壁やタイルのひび割れ,建具の食い違い,屋根の雨漏り,ふろのレンガの崩れ,地盤沈下などでございます。ところが,それに対する被害補償は,新築をして二,三年の家や,また古い家など,そのほとんどの家に1戸当たり2万円,また3万円,少し文句を言った人には9万円,しかもその根拠すら明らかに説明もしない。そういう状況でございます。 たまりかねた人から相談が私のところに参りました。私は近藤紗智子県会議員と県の道路公社の理事長等,また理事や部長などとも含めまして3度ほど話し合いの場に出ましたが,まさに江戸時代の領主や武士の横暴な振る舞いの態度でございます。下々の者が何を文句言うんかと,そういった態度に終始をいたしております。 一方,県知事は新年度予算案では,チボリに百数十億円,K私立大学には30億円等と,県民の血税を湯水のごとく大企業向けにたれ流しながら,県民の生活を犠牲にする態度でございます。これは国民が主権者である民主主義社会の地方政治の実態と言えるのでしょうか,納得できないのでございます。 そこでこの問題での質問の第1は,岡南大橋架橋について環境アセスメントは実施をされておられるのでしょうか。 その2,このような大規模な土木建設作業について,建設公害,すなわち振動や騒音,粉じんを規制することはできないのか。そういう調査をされておられますか。 その3,市民が多額のお金をかけ,また多額の借入金を返済をして,それに追われている住宅に被害が出ても,公共事業の場合には被害補償はしなくてもよいという考えがあるのか,またそういう規則があるのか,お示しをいただきたい。 その4,老人世帯やひとり暮らしなど,力の弱い人々に対する県当局の冷たい対応や理不尽さは怒りを覚えてなりません。市当局としての何らかの対応はできないのか,市長としてとるべき態度をお示しをいただきたいと思います。 (2)通行料の無料化についてであります。 岡南大橋は469メートルですが,自転車20円から大型貨物車700円と,すべての自転車と自動車は日本一高い通行料金を支払わなければなりません。そのため200億円以上の血税も含め投入した県民の外環状幹線道路でありながら,また本市には背骨となるL型幹線道路の重要な大橋でございますが,また一方,生活道路の一部でもありながら,利用者はわずかで,借入金の利子払いもできない状況で,国道2号バイパスの交通緩和はもちろんのこと,経済効果が発揮されずに宝の持ち腐れでございます。普通乗用車ですぐ対岸に通勤をするにも,往復400円,1カ月1万円以上では大変な負担でございますので,利用できないのであります。 また,本市のふれあいセンターに行く高齢者も大回りしなければなりません。有料の根拠となっております45億円とも言われる架橋借入金の償還を県と市で負担をして無料にできないか,その点について市長のお考えをお示しください。 次に,岡山ブルーハイウェイ,東備西播開発有料道路32.4キロは,来春には山陽自動車道の開通によって利用者が大幅に減ることが予想され,有料の意義や採算性も成り立ちません。 そこで早期に無料化に向けて検討するように県に要望すべきだと思います。御所見をお聞かせください。 また,岡南大橋を通行するバスの運行とふれあいセンターの巡回無料バスの計画は,その後どのように取り組まれておるのでしょうか。この問題について私が前回の議会でも質問いたしております。検討されるということでございましたが,どうなっておるのでしょうか。 (3)交通事故対策です。 岡山ブルーハイウェイは交通事故が多発をし,死傷者の割合が他の道路と比べて大変高くなっております。昨年の今ごろ,ちょうど1周忌になると思うんですが,本市の建築課長の悲しい死亡事故がございました。また,昨年12月2日には長島愛生園の6人が乗ったワゴン車が追い越しのトラックと正面衝突,全員が即死をするという痛ましい事故が相次いでおります。我が党は早くからこの問題について高速道路と紛らわしいブルーハイウェイの名称の廃止,中央分離帯の設置など,事故防止施策を要望してまいりましたが,今なお何らの改善措置がとられておりません。早急な対策をすべきでございます。 また,岡南大橋から中央市場に至るまでの間に行き先等の道路標識がございません。危険なところもありますので,安全対策に万全を期していただくよう本市としても以上について県当局に申し入れをすべきでございます。御所見をお聞かせください。 第4の質問は,県運転免許試験場の跡地利用と児島湖問題についてでございます。 私は,平成元年6月議会で,またその後もこの問題を取り上げて,移転後の跡地を児島湖と一体にした海浜公園と文化施設や子供たちの施設整備など提言をし,また県道岡山・玉野線の交通渋滞解消バイパス等の新設整備など要望し,質問しております。いよいよ新年度には移転がされるのではないか,このように思います。 そこで質問のその1は,当時の市当局の答弁のございましたとおり,地域の活性化,市民ニーズの高い施設等を要望するという答弁でございましたが,市としてのこの問題の取り組み,県への要望など明らかにしていただきたいと思うのであります。 その2,県下有数の野鳥の飛来生息地であります阿部池の埋め立てが既に始まり,野鳥の安住の地でなくなっております。そのため,野鳥は分散し,一部は旭川の下流のヨシの原の付近に羽を休めているようでございます。それは私も見ておりますが,そのため早急な安住の地が必要でございます。児島湖に野鳥の生態園を整備をしてはと思うのでございます。 その3,県当局の児島湖の水辺環境整備計画は,既に策定をしているのではないかと思いますが,現在使用していない材木団地の貯木場について有効な活用をすべきと思いますが,県はどのような計画をされておるのか。場合によっては市もそれについて,例えば市の残土捨て場などに活用して,あとそういう児島湖の環境整備に利用してはと思いますが,いかがでしょうか。 以上,第1回目の質問を終わらしていただきます。(拍手)
○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。 〔市長安宅敬祐君登壇〕
◎市長(安宅敬祐君) 片岡議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 ふれあいサブセンターについての御質問ですが,市民の声に耳を傾け,市民主役のまちづくりを進めるのかどうか,再検討すべきと思うがどうか,あるいは住民の納得できるまちづくりを進めるべきとの意見を当局も了解しているが,どのように対処してきたかという御質問でございます。 申すまでもなく,市政の主役は市民でありまして,市政の推進に当たりましては,市民の声に耳を傾け,市民とともに歩む,市民が主役のまちづくりを進めるというのが基本的な考え方であります。したがって,岡山ふれあいセンターのサブセンター,福祉事務所等の公の施設や行政機関についても,その設置の可否,立地条件,施設内容といった基本的な事項については,議会を初めとする市民の御意見を十分お伺いすべきものと考えておりますが,それらに基づいて具体的にどこへ設置するかということは,市が主体性を持って決めるべきものと考えております。 サブセンターの候補地につきましては,市のインフィニティー・シルバープラン岡山に基づく自治省のリーディングプロジェクト推進計画として策定しておりまして,平成7年度までに行うこととして,残りの土地の取得を急いでいるところでございますが,昨年来,候補地の具体的な選定基準等を議会に提示さしていただき,その考え方について協議さしていただくとともに,関係地域の市民による陳情に際しては,その趣旨を十分お聞きし,市の候補地の考え方についても説明さしていただき,御理解をお願いしてきたところでございます。 これまでにも御説明してきたとおり,候補地の選定に当たりましては,各福祉地区における交通の利便性,人口のバランス,一定の敷地面積の確保,市有地の有効活用等の立地条件について総合的に判断したものであり,市の提示しております候補地が適地であると考えております。 なお,市の提示した候補地には,保健,福祉の緊密な連携という観点から,サブセンターと福祉事務所,保健所支所の併設等を予定しているものですが,御指摘の市役所地域支所の併設までは考えておりませんので,御理解を賜りたいと存じます。 なお,その他の御質問につきましては,担当助役,局長,参与から順次御答弁さしていただきます。
◎助役(森末京君) 職員の懲戒処分につきましてのお尋ねに御答弁をさしていただきます。 まず,どのような懲戒審査をしたかということ並びにこの審議状況,また処分決定を急いだその理由を明らかにせよということでございます。 この本件につきましては,昨年の12月議会に続いてのお尋ねでございますけれども,昨年11月8日未明に本人逮捕の情報が入りまして,警察発表されておるところでございます。懲戒処分を検討する上におきまして,厳正,公正を期すためにも,市独自で本人から直接事情を把握する必要があるという判断に立ちまして,翌11月9日に釈放を待ちまして,人事当局におきまして本人から直接事情聴取いたしました結果,警察発表の内容以上のものを,具体的な状況につきましての供述を得まして,全面的に容疑内容を認めたということでございます。 御質問にございますように,カキ畑を勘違いしていたという発言等は全くございませんで,カキの量の問題,あるいは夜間の問題等,いろいろ本人の自供がございまして,警察発表の内容と相違がないということから,審議の資料はそろったという判断に立ちまして,この結果をもちまして過去の窃盗事件におきます懲戒処分事案等を勘案いたしまして,11月10日付で懲戒処分免職をしたものでございます。 なお,他の麻薬事件等あるいは建設局におきます事件等との関連におきましての不均衡であるというふうなお尋ねでございますけれども,昨年4月に発生いたしました小学校におきます給食調理員の覚せい剤の事件でございますが,当事件につきましては,教育委員会におきまして当事者から直接事情聴取を行いまして,本人の意思に反して強制的に注射されていたという状況等が把握されたものでございます。諭旨免職処分ということになったわけでございます。 また,建設局の職員につきましては,当事者からいろいろ事情を聴取いたしましたわけでございますけれども,いろいろ事情聴取した結果,把握し得る状況を勘案いたしまして,懲戒免職に次ぐ重い処分である停職6カ月という処分をしたわけでございます。この事例は,たまたま異例の事案でございまして,本事件につきましての処分と均衡を失するものではないというふうに考えておるとこでございます。 次に,この本事件が不起訴になっていると聞いておるがということでございますが,本事件につきましての検察庁の処分結果というのは不起訴になっているということのようでございます。刑事事件に関する捜査当局による処分と地方公務員法で規定されております地方公共団体における組織体といたしましての内部規律保持といたしましての懲戒処分とは直接に連動するものではございませんで,あくまで本人みずからが認めております不祥事の行為そのものを対象に判断すべきであると考えております。判明いたしました行為を地方公務員法に規定する懲戒事由に照らして処分を行ったものでございます。 次に,この懲戒処分の法的根拠となっております公務員法第29条の規定は,職務上の義務違反であって,単純労務の従事者は公平委員会にも審査要求ができないが,その救済規定を明示すべきと思うがどうかというお尋ねでございますが,先日の共産党を代表いたしましての辻野議員にもお答え申し上げましたように,地方公務員法第29条第1項で懲戒処分をすることができる場合を定めておるところでございますが,御指摘のような職務上の義務違反ばかりでなく,地方公務員法及びその特例法,それらの法律に基づく条例,規則もしくは規定違反の場合や刑事事件のような全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあった場合も定められておりまして,本事件につきましては,地方公務員法第33条の信用失墜行為の禁止規定違反と全体の奉仕者たるにふさわしくない非行といたしまして,第29条第1項の第1号及び第3号を適用しておりまして,本人に交付いたしました処分辞令書にもその旨を明示しておるところでございます。 また,この救済規定を明示すべきであるということに関しましては,この単純労務職員につきましては,地方公務員法において不利益処分に関する説明書の交付を義務づけております第49条が適用除外となっておりますところから,従前より不服のある場合の救済措置については,明示したものを交付しておらないわけでございます。 なお,単純労務職員につきましても,地方公務員法第29条は適用されるものでございますので,御理解をいただきたいと思います。 次に,刑事事件で起訴されたときに休職にできる規定があるが,起訴もされないのに懲戒免職になぜなるのかというお尋ねでございますが,本事件は張り込み中の警察署員に職務尋問され,警察署での取り調べから逮捕に至ったという現行犯に近い形態の事件でございまして,本人からの事情聴取から事実関係も判明いたしましたために,その時点で処分を行ったものでございます。 最後に,平等,公平を期するために条例や規則の整備,また現業職,公営企業職員についての規定も整備すべきではないかというお尋ねでございますが,懲戒処分の公正を期すために,条例や規則を整備いたしまして,一定の基準を設けるべきではないかという趣旨のお尋ねと思いますが,先日の代表質問でもお答えいたしましたように,同じような事件でございましても,その発生状況を含めましてさまざまな状況があることから,画一的に考えることは非常に困難でございまして,これまでの本市職員の処分事例を尺度といたしまして,処分内容を検討することが妥当であると考えております。 なお,現業職員,公営企業職員についての規定についてのお尋ねでございますが,いわゆる現業職員としての単純労務職員の特例の根拠規定といたしましては,地方公営企業労働関係法の附則がありまして,地方公営企業法の企業職員の身分取り扱いに関する規定を原則として単純労務職員に準用するものとなっておるところでございますので,御了解をいただきたいと思います。 以上でございます。
◎民生局長(藤原忠男君) 岡南大橋の交通料の無料化に関連いたしまして,岡南大橋を通行するバスの運行,それからふれあいセンターの巡回無料バスの計画はという御質問でございます。岡南大橋を経由する民間路線バスの運行計画につきましては,現在のところ具体的な計画はないと聞いております。また,ふれあいセンターの利用者の利便性を確保するための福祉バスの運行につきましては,共産党代表質問の辻野議員にもお答えいたしましたとおり,近く路線バスのふれあいセンター乗り入れ便数について,バス会社の考え方がまとまると聞いておりますので,これを踏まえまして早急に運行方法,運行時間等について詰めて行うことにいたしております。 また,高齢者デイサービス事業等の事業用バスの運行計画につきましては,今後対象エリアの調整等を行う中で対応を進めてまいりたいと考えております。御理解を賜りたいと存じます。 以上です。
◎衛生局長(芝野浩和君) 最初に,岡南大橋とブルーハイウェイの諸問題についての御質問の中で,大規模な土木建設作業について,建設公害を規制することはできないかとのお尋ねにお答え申し上げます。 建設作業に伴う振動,騒音につきましては,くい打ち,くい抜き機や削岩機などを使用する作業が騒音規制法,振動規制法により規制されております。規制対象となる建設作業につきましては,あらかじめ本市に届け出があり,その際に作業場所や作業の方法,作業時間を審査し,防止措置を指導するとともに,周辺住民に十分説明し,了解を得て作業を行うよう指示しております。 また,一方では市内の建設業者に対しまして,建設作業による騒音,振動,粉じん防止の徹底を図るため,毎年文書で適切な対応方を要請しているところでございます。 なお,ブルドーザーやコンクリート,カッターを使用する建設作業などは,法令の対象外となっておりますが,これらの作業につきましても,現在環境庁におきまして規制に向けての検討が進められていると聞いておりますので,御理解を賜りたいと存じます。 次に,県運転免許試験場の跡地利用と児島湖問題についての御質問の中で,児島湖に野鳥の生態園を整備してはと思うがとのお尋ねと,木材団地の貯木場について計画は何かされているかとのお尋ねに一括してお答え申し上げます。 児島湖の環境整備につきましては,平成3年3月制定されました岡山県児島湖環境保全条例に基づき,基本方針が出されております。その中で,児島湖の望ましい姿として,児島湖を中心にその周辺を含めた一帯で,自然豊かな公園とし,県民が憩い親しむ場とすることが示されております。したがいまして,議員御指摘の野鳥の生息環境づくりにつきましても,現在県において策定中の水辺環境整備基本構想の中で検討が行われると聞いておりまして,市としても県に対しまして,この構想の中に位置づけていただくよう働きかけているところでございます。 また,議員御指摘の木材団地の貯木場の跡地利用につきましては,現時点では明らかにされておりませんので,御理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
◎建設局長(春田巌君) 岡南大橋とブルーハイウェイの諸問題についてのお尋ねでございます。 架橋工事に伴う家屋被害補償の中で,環境アセスメントは実施されたか,工事に伴う家屋被害補償について,また老人世帯やひとり暮らしなどの力の弱い人に対して市として何らかの対応はできないかというお尋ねでございます。 環境アセスメントの実施につきましては,建設省の所管事業に係る環境影響評価実施要綱の技術指針に基づきまして,高速自動車道4車線以上の国道等一定基準以上の道路新設は実施をいたしておりますが,岡南大橋については,その基準に該当しないため,実施していないと聞いております。 また,工事に伴う家屋被害補償につきましては,現在県と未解決の方々と鋭意交渉中であるとお聞きをいたしております。 次に,老人世帯やひとり暮らしなどの弱い人に対しての市としての何らかの対応でございますが,議員御承知のとおり,本事業は県施行でございますので,県に対しましてその気持ちをお伝えをしてまいりたいと考えております。 それから,通行料の無料化というお尋ねでございますが,御承知のとおり岡南大橋,ブルーハイウェイともに有料道路でございまして,建設は借入金で賄われておりまして,岡南大橋は昨年9月に開通したばかりでございます。また,ブルーハイウェイにつきましても,現在償還に努力をされておられます。 無料化の御要望でございますけれども,有料道路は償還が終わった後でなければ,無料開放は非常に困難でございまして,現在岡山県道路公社において利用促進のPR等に努力をされまして,早期償還に努力をされていると聞いております。 岡南大橋とブルーハイウェイの諸問題の中で,交通安全対策でございますが,ブルーハイウェイの名称の廃止,またブルーハイウェイに中央分離帯の設置をと,それから岡南大橋から中央市場までの道路標識ということでございます。名称につきましては,現時点でも高速道路と紛らわしいという意見がかなりあることを踏まえまして,名称を変更することについて前向きに取り組んでおると聞いております。 ブルーハイウェイにおける交通事故防止対策についてでございますが,昨年12月の事故以来,高速道路ではなく,最高速度が60キロである旨の注意を喚起する大型の標識や道路照明,減速を促す路面標示,滑りどめ舗装などを必要な箇所に新設及び増設されたところでございます。 さらに,中央分離帯については,道路の構造上,困難であるが,見通しの悪いカーブ区間などについては,簡易な分離帯施設を関係機関と協議しながら設置する方向で検討されていると聞いております。 また,岡南大橋から中央市場に至る道路標識がわかりにくいところでございますが,岡南大橋利用者にわかりやすい標識を検討してまいりたいとの意向であると伺っておりますので,御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。
◎参与(菱川公資君) 県運転免許試験場跡地の利用に関しまして,県への要望はということでございます。 岡山県の運転試験免許場は本年12月に移転する予定と聞いております。県が跡地利用を検討される際には,岡山市の活性化につながるものをお願いしたい旨は要望いたしておりますが,2月定例県議会の中で,跡地の一部を宅地の賃貸事業に活用してはどうかという御提案に対しまして,県知事の方から御提案の利用方法も一つの案と考えられるが,最大限の有効利用が図られるよう早急に検討したいという旨の答弁をされておりますし,岡山市といたしましても,引き続き市民,県民のニーズの高い施設になるよう要望を続けてまいりたいと考えております。 〔29番片岡五百樹君登壇〕